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大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)について

大腸カメラの正式名称は『下部消化管内視鏡検査』です。
「苦しい・痛い」というイメージを持っている方も少なくないでしょうが、当院では、鎮静剤(静脈麻酔)と鎮痛剤を使用した、なるべく苦痛のない大腸カメラ検査を心がけております。

♦︎目次♦︎

1 大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)とは
2 大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)が必要な理由
3 大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)で発見できる病気
 3.1 大腸ポリープ
 3.2 早期大腸がん
 3.3 進行大腸がん
 3.4 潰瘍性大腸炎
 3.5 大腸憩室症
 3.6 大腸メラノーシス
 3.7 直腸カルチノイド
 3.8 直腸潰瘍
 3.9 大腸脂肪種
4 当院での大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)
5 診療費用

1 大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)とは

大腸検査の内視鏡は、直径約10㎜のスコープのチューブの先端にCCDカメラとライトが付いており、暗い大腸の中を光で照らしながら観察できる仕組みになっています。

腸管内を直接観察するため、大腸CT検査などと比べて、微小な病変や色調の変化をより詳しく捉えることができます。大腸カメラでは、ポリープ切除を行ったり、組織の一部を採取して検査・診断したりすることが可能です。

2 大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)が必要な理由

近年、食生活の欧米化により、大腸がんは日本で一番罹患率の高いがんとなっています。2019年の統計では、大腸がんは女性のがんによる死亡数の第1位、男性の第2位となっています。大腸がんに進行するリスクが高い疾患としては、大腸ポリープや潰瘍性大腸炎など多々ありますが、そのほとんどが早期では自覚症状が乏しい傾向にあります。

そのため、大腸カメラ検査を行い、大腸の粘膜を詳しく観察し、ポリープなどを早期に発見・治療することは、大腸がんを防ぐためにも有効です。

3 大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)で発見出来る病気

3.1 大腸ポリープ

近年、食の欧米化に伴い、大腸ポリープが増加しています。大腸ポリープは粘膜が隆起してできた組織で、多くは良性で、自覚症状はほとんどありません。しかし、放置すると癌化する可能性があり、定期検診や健康診断で早期に発見することが重要とされています。大腸ポリープの早期発見には大腸カメラ検査が適しており、ポリープが発見された場合は、ポリープを採取し、病理診断を行い、癌化の可能性を調べることができます。

3.2 早期大腸がん

大腸がんは、発生する部位によって結腸がんと直腸がんに分けられます。大腸ポリープが癌化する場合と正常な粘膜から癌細胞が発生する場合があります。大腸がんは早期発見・治療できれば、治癒率も非常に高く、予後の良いがんです。

しかし、早期の段階では自覚症状に乏しく、症状が出るころには進行しているケースが多くなっています。大腸カメラ検査は小さな病変も確認できるため、無症状の早期大腸がんを発見できる精度の高い検査と言えます。

 

3.3 進行大腸がん

大腸がんが進行し、粘膜のより深い部分に癌が広がってくると、他の臓器やリンパ節へ転移するリスクが高くなります。しかし、大腸がんはある程度進行した場合でも自覚症状が少ないケースもあり、発見が遅れることもあります。

大腸がんの進行に伴い現れる症状は、血便・下血・下痢と便秘を繰り返す・コロコロとした便・残便感(便が残っている感じ)・おなかが張る・腹痛・貧血・体重減少などが挙げられます。そういった症状がひとつでもあるという方は、医師と相談の上で大腸カメラ検査を受けることをお勧めします。

実際の進行した大腸がん

3.4 潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は、大腸粘膜に炎症が起こり、潰瘍やびらんができる炎症性の疾患です。日本における潰瘍性大腸炎の患者数は16万人を超えると言われ、難病に指定されています

潰瘍性大腸炎は、完治する治療法はなく、寛解期(症状が治まっている時期)と再燃期(炎症が起き症状が強く現れる時期)を繰り返します。重症化すると大腸がんのリスクが高まります。

大腸カメラ検査を行うことで、潰瘍性大腸炎の炎症や潰瘍の形態、炎症がどの範囲まで及んでいるかなどを詳しく調べることができます。

3.5 大腸憩室症

憩室とは、腸管の一部が外側に袋状に飛び出したものです。大腸憩室があっても普段は症状が出ない場合がほとんどですが、細菌感染などによって炎症を起こすと、腹痛や下血が見られることがあります。

大腸憩室によって多量の出血がある場合には、大腸カメラ検査によって出血している場所を特定し、止血などの治療を行います。当院では大腸カメラによる止血の治療は行なっておりません。必要な場合には適切な病院をご紹介させて頂いております。

3.6 大腸メラノーシス

大腸カメラ検査で発見される大腸メラノーシスは、大腸黒皮症ともいい、大腸の粘膜に色素沈着を起こし、黒く、ヒョウ柄のような状態になったものです。

その原因は、センナ、ダイオウ、アロエなどを含む大腸刺激性下剤・便秘薬を長期に渡って服用することと言われます。大腸メラノーシスは病気ではありませんが、大腸刺激性下剤・便秘薬を服用し続けていると大腸自体の動きが鈍くなり、自然な排便も滞ってしまいます。

大腸メラノーシスが確認された場合には、大腸刺激性以外の下剤への変更を検討します。

7 直腸カルチノイド

直腸カルチノイドは、直腸にできる腫瘍で、リンパ節や肝臓への転移を起こす可能性があるため、警戒が必要な病気です。大腸カメラ検査による早期発見・早期治療が重要となります。

3.8 直腸潰瘍

直腸の肛門近く、下部にできる浅い潰瘍ですが、痛みなどを感じにくく、炎症が進行し出血して初めて気づくというケースもあります。

はっきりとした原因は分かっていませんが、加齢や栄養不足が関与していると言われています。大腸カメラ検査によって、直腸部の潰瘍や出血部位を調べることをお勧めします

3.9 大腸脂肪種

大腸脂肪腫とはポリープの一種で、脂肪が固まってできたものです。多くの場合は良性ですが、大きくなると腸が塞がれ排便が滞り、腸閉塞などを起こす可能性があります。

大腸脂肪腫が発生した場合は、大腸カメラ検査による経過観察が不可欠です。

4 当院での大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)

当院で大腸カメラ検査を受けた多くの方が「全く痛くない」と驚かれます。(患者様の状態によっては痛みが生じる場合もあります。ご了承下さい)

また、検査時間も20〜30分と短く、苦痛をあまり感じることなく検査を終了することができます。もちろん、実際に検査を受けるまでは不安を感じる方も少なくないと思いますので、疑問やご質問は、スタッフにお気軽にお尋ね下さい。

実際の検査の流れは以下のとおりです。

検査前日
  • 前日の夕食は夜9時ごろまでにしてください。それ以降は検査終了まで絶食となります。
  • 食事の内容は、消化の良いものを取るようにしてください。難しいという方は、大腸内視鏡専用検査食セットのご案内もいたします。
  • アルコールは避けてください。
  • 水分摂取は水、お茶、スポーツドリンクは摂取可能です。
検査当日
  • 当日は、朝ごはんは食べずに来てください。
  • 水分(お茶やお水などの透明な飲料水)は、摂取可能です。(コーヒーなど色の濃い飲み物は避けてください。)
検査の流れ

前処置として午前中に2リットルほどの下剤を服用していただき、腸内の糞便を出して、午後から検査となります。

検査前に検査の説明をいたします。

肛門から内視鏡を挿入して、盲腸までの大腸と小腸の一部を直接観察します。

検査は20~30分程度です(個人差があります)。

もし病変が見つかれば、必要に応じて組織を採取する生検を行います。生検を行った際は、検査当日はアルコールを飲まないでください。

留意事項
  • 検査中は空気でお腹が張りますが、検査後数時間でもとに戻りますので、心配はいりません。
  • 検査後はベッドで1時間ほど休んでから帰宅していただきます。

5 診療費用

当院は全て保険診療です。
初診の診療費用は薬代を除き、おおよそ下記のようになります。(3割負担)

尿検査のみ 2000円前後
エコー検査のみ 2500円前後
採血+尿検査 3500円前後
採血+尿検査+エコー検査 5000円前後
胃カメラ 3500円前後
大腸カメラ 9000円前後
CT検査 5000円前後

当院では、患者さん全員を番号でお呼びし、全席に仕切りを設けてプライバシーに配慮した診療を行い、経験豊かな専門医が患者さんに寄り添う診察を心がけております。
痛みがない大腸カメラを受けたいという方は、池袋消化器内科・泌尿器科クリニックにお気軽にご相談ください。

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